2011年08月18日

喋らせろ!、遠慮はするな。

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 僕が買い物をするとき、かなりの割合で店員に話を聞く。
#今日の一人称は「僕」

 なぜ?
良いものを買いたいからに決まってる。
良いもの?ってなんだろう?
単純に品質の良いもの?
そんなわけはない。
だったら、自分の目で買えば良いだけの話だ。

 僕は、店員からいろいろ引き出したいと思っている。
だから、引き出しのない店員からは買う気はなくなる。
「これ!」と決めていっても、ころころ変わることもしばしば。

 たとえば、レンズ。
決めていっても、とにかく話す。
「これって、なんか描写が良いって聴いたんで見に来たんだけど」
そんな感じ。

「あ、そうですね、いいですよ。何かありましたら声を掛けてください」
ダメです。

「あ、これねぇ、良いんですよ、キレがいいかな?まずは。ボケも綺麗でね、私も欲しいんですよ」
なんて言ってくれたら、もっと引き出す。

「マクロ主体なんだけれど、どの辺まで寄れる?」
「え〜と、結構寄れるんですけど、カタログ見てみましょう、27cmですね、寄れますよ、出しますから使ってみてください。」
なんて、どんどん引き出す。

「お、フォーカシング静かだねぇ」
「そうなんですよ、AFも静かだし、寄れて、あ、これですね。周辺光量もそんなに低下しないですよ」
新たな情報ゲット!

そんな感じで引き出す。

で、個人的な感想も引き出す。
「えっと、こっちの会社のも同じような焦点距離でしょ?」
「個人的には、こっちかな?」
「なんかあるんですか?」
「やっぱり、キレが違うのが一番大きいですよ」

ここまで引き出せば、いろんな情報を得られる訳だ。

なので、これで買う事にする。

もちろん、当たり前のことだけれど、買うつもりが無いのなら
「今日は買いに来たんじゃないんだけれど」
必ず、この言葉は忘れちゃダメだ。
失礼である。

そんな時は名刺をくれたりする店員だったら良いね。
買うと決めたらその店員を探して買う。
居なかったら、他の店員から買ったとしても
「この前、いろいろアドバイスもらいましてね、よろしく伝えておいてください」
絶対にこれを忘れない。


 なので、良いもの。
これって、ものだけはなくて、情報も。ってこと。

もちろん戦略的にこんな事をやっているんじゃなくて、僕は自然とやるようになってた。
「この人から買いたい」って思えれば、さらにいい買い物になるからね。

高額になる買い物で、今日は見るだけと決めていったとしても、もしいい情報をくれる人だったら、なんか小物でも買っても良いし、と思ってる。

そんな店員の居る店ってなかなか無いんだよね。

カメラで言えば「ここじゃ買わない」ってお店もあるし「ここが第一の候補のお店」とかあるしね。
そう言うお店はやっぱり店員が、熱く語ってくれる。

ネット通販もたくさん利用するけれど、こういうのって時として、濃いつながりになることがあるんだよね。



そんな事で知り合ったのが、林潤さん。
某カメラ店で働いていた。
暇そうにしていて、フィルムの銘柄と描写を聴いたら、熱く語ってくれた。
面白い店員だなぁ、ってのがあったんだね。
でも、彼は、熱かった。
写真が好きなんだなぁってのがわかったんだよね。




たまにうちの職場にも他社の営業さんが来たりするんだけれど、「これ買ってください」的な人はダメだと思ってる。

「これ、とにかく良いんですよ、自社ので良いとかって自画自賛しちゃってすいません、でも良いんですよ」
「どの辺が?」
「こんなところなんか、他社さん手がけてないですよね、うちはここまでこだわってます」
「それで何が良くなるの?」
「安定度なんか凄く良いですよ、スペック上ではこんな感じですが、これよりずっと良いことだけは確かです、サンプル使ってもらっても良いですか?」

なんて会社が以前あった。
で、暇さえあれば足を運んでくる。
電話で
「なかさん、時間もらえます?」
「どうしたんですか?」
「いや〜、なかさんが話していたことあるじゃないですか?情報手に入れまして」
「あ、それ聴きたいから来てくださいよ」

なんて情報を持ってくる。
凄く熱く語ってくる。
で、僕も熱く語ってる。情報くれたんだからもちろんお土産(こちらの持ってる情報)も必要だ。
そのうち
「これ、考えてるんだ。買うって訳じゃないよ、上司に案件出すだけだけど見積もり作ってくれる?」
「もちろん!やらせてください」
相手の思うつぼかもしれない。
でも、僕もここまででかなりの情報ももらった。
うちがすぐに買える訳じゃないこともわかっているはずだ。
実際、何年かかったんだろう?
突然購入許可が下りて、購入することが出来た。

実際、いい製品。
僕はなにか困って時には、この製品に頼ってる。
それだけいい製品。
熱く語れる訳だ。
でも、好きでもあるんだろうね。



 で、我が職場で見てみると・・・
熱く語れる何かを持ってるヤツが居ないんだよね。
なんだっていい。
写真とかだったら最高だけれど(笑)
車が好きならそれでもいいし、電子系なんだからパソコンいじくるのが好きとかね。
漫画が好きならそれだっていい。
相手が引かない限りで熱く語れるヤツが居ない。

熱く、語って欲しいんだけど、「俺から食べることを取ったらたのしみなんか何も無いんです!」
なんていっている奴じゃどうしようもない・・・
熱く語れるバカが居ないものなんだろうか?
posted by なか at 23:40 | 忘備録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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